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麻痺からの生還を目指す 自己治癒力研究所「復活の会」
復活の会
堀尾法について
METHOD
堀尾法(堀尾式リハビリ法)について
奇跡の復活を遂げた「復活の会」代表、堀尾憲市は、自分自身の2回の脳卒中の体験(1回目は脳出血、2回目は脳梗塞)を通して、麻痺から復活できる方法を自力で構築してきました。
これが「堀尾式リハビリ法」=「堀尾法」です。
その根底にある考え方は、動かせないのは、脳のプログラムの損傷であるから、赤ちゃんが生まれて立って歩けるようになるように、繰り返しの動作訓練でその脳のプログラムを再構築するというものです。
そのやり方は、ただ「動かそうとするのみ!」なのです。
ただし動くまでやり続けるのです。ここがポイントです。
しかしこれをやりさえすれば皆良くなるので、麻痺の改善は「奇跡」ではないと堀尾は言っています。
この体験を書いた本が、「奇跡の復活」中部日本教育文化会、2,800円(税込み)です。
この独自の方法で通常では考えられない短期間で復帰した体験を、他の麻痺で苦しんでいる人にも応用できるのかどうかを確かめるために、実験教室を開催して数多くの回復の症例を集めました。
この症例を紹介したのが、続・奇跡の復活である「麻痺は治る」中部日本教育文化会、3,300円(税込み)です。
脳のことは、他の脳の障害にも当てはまりました。パーキンソン、脳挫傷、脳性マヒなどです。 また脳そのものではありませんが、脊髄損傷などで信号を送る神経の損傷も同様のやり方で回復することが分かりました。
リハビリ訓練を行う中で、効率よく回復を促すための「リセッター(痙縮解除器具)」(手指、足首)、バランスロープをこれも独自に開発して使用しています。
リハビリを指導する中で、現状の麻痺に苦しんでいる方々は、正確に言うと、脳卒中の後遺症ではなく、病院で行われたリハビリ訓練の後遺症だということです。例えば、立つ準備ができていないのに装具を付けさせて無理やり歩くことをさせてしまったために、手の痙縮が起きたり、いわゆるブン回し歩きになってしまい、それによって2次障害がみられる場合が少なくありません。なるべく早い時期に、正しい動かし方を訓練すれば、早めに正しい動きの改善がみられるのです。
発症後、約5年間で蓄積、構築してきた回復リハビリ法を「堀尾法」としています。
2022年5月に、堀尾法の具体的なやり方を収録した「堀尾法実践DVD&マニュアル」を作成しました。
また、有資格者はもちろんですが、直接相手に触って行う手法ではない(考え方、やり方を説明して自分自身で訓練してもらう)ので、特別な資格を持っていない方でも指導が可能です。
堀尾法のポイントとは
堀尾の著書「奇跡の復活」の文のポイントとなる個所を抜粋します。
「このリハビリは地道な努力ですが、必ず成果が出ます。
成果を実感するには、最低半日から一日は同じ動作の反復訓練をしないといけません。
一人で一日中、単純な反復訓練を続けるのは大変なことですが、続けるためには成果を体験することによる、喜びを得る以外にありません。
簡単に成果が得られると思わないでください。
必ず成果が出ますが、それには試行錯誤の連続、そして失敗の連続、それしかありません。
成功体験までの無駄としか思えない試行錯誤、そして膨大な失敗の数、それが今まで脳卒中の後遺症からの脱出を阻んできたのです。
信じてください。
必ず成功することを。
失敗の回数が何千回、何万回に達するまでは失敗だけです。
こんなことをしても無駄だ、動くようになるわけがない、と思ってしまえば、これからの人生は動かないことと付き合って生きていく人生になってしまいます。
今頑張れば、これからの人生にハンディはありません。
素晴らしい未来が約束されているのです。
同じことの繰り返しを成功の保証もなく、一日中し続けることは並大抵のことではありません。
誰にでもできることではありません。
人によっては、一つの部分の成功が早くて三日……五日後、いや何週間、もっとかかるかもしれません。
簡単にできることであれば、脳卒中の後遺症で苦しんでいる人はいなくなっていたことでしょう。
そうでない現実は、麻挿からの復活がいかに難しいことだったか、という事実の結果です。
今、その難しい復活に向けた訓練の最中なのです。
私はこの方法で復活しました。
成功の保証も体験者のアドバイスもありませんでした。
ただ歩きたい、自分の足でもう一度歩きたい、という強い思いがあっただけです。
そのためにはどんなことでもしてみよう、と試行錯誤の連続でした。
運よくその試行錯誤が成功体験に結びついたのです。
これは誰にでもできることばかりです。難しいことはありません。
難しいのは、無駄と思えることでも目的の為なら諦めないで、達成するまでできると信じて、辛抱強く続けられるかどうかだけです。
その続ける強い意志さえあれば、必ず目的は達成されます。
方法は間達っていません。
誰にでもできる方法です。
「誰でもできること」と、「誰でも成功すること」とは違います。
先に書いたように、辛抱強く続けることができるかどうかです。
今までは、方法がなかったのです。
理学療法士の方々が、どんなに復活させてあげたいと、重症な体の不自由な患者の人たちと格闘しても、効果的な結果を出すことができませんでした。
あれだけ動くことができなかったのに、これだけでも動くようになったのだから大成功、あとは運命と諦めて生きて行ってください、と言わざるを得ませんでした。
今は達います。方法が見つかったのです。
後はやるか、やらないかだけです。
私の時には、この復活体験記はありませんでした。
文章も未熟な体験記ですが、書いてあることは事実です。
私だからできたのではなく、誰でもできます。
単純な反復訓練だけです。簡単過ぎて誰も思いつかなかっただけです。
繰り返しの訓練だけで必ず動きは戻ってきます。
前に書いた、脳の驚異的な機能のお陰で動きは復活するのです。
動くようになって生きて行く時間からすれば、訓練にかける時間はほんの一瞬なのです。
その一瞬があなたを救い家族を救い親族をも救うのです。
あなたの成功体験が、後に続く多くの人々を救い、真に価値ある一瞬になり、末長く輝き続けるのです。
あなたは選ばれたのです。「光になって輝き照らすこと」の役を担う人として。
あなたがこの本に出会った意味は、そこにあるのです。
やがてヽ脳卒中の後遺症で苦しむ人のいない時代が来ることを信じていますがそこに行くまでには沢山の時間を要することでしょう。
そして、そこに行くためには多くの復活証明者が要ります。
先に登場した女性もその復活証明者なのです。
なろうではありませんか、あなたもその復活証明者に。」
『奇跡の復活』、堀尾憲市著、P179~P184
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